空の暗闇は月を磨く

夜空見あげて 涙ぐむほど推しが好き

【ネタバレ】2022/10/30昼夜 舞台『極端な人たち』

勇歩くん!お誕生日おめでとうございます!🎂

ということで、本日は「極端な人たち」を観に行ってまいります〜!

観劇という形になりますが、客席でお誕生日をお祝いできると思うと…非常にうれしくてうれしくて…いつも以上にワクワクしています!☆

 

 

10/30(日)

いざ出発!ハロウィンの気配がするので渋谷は避けて表参道から会場に向かうことにしました。まったく…ご時世もあってハロウィンがどんどん悪しき風習になっていきますね…

 

会場に到着。パンフレットとキャストブロマイド全種を手に入れて円盤も予約しました。しかしブロマイド6種は豪華だあ〜!

客席に入ると、眼前に青白い照明に照らされた病院の受付ロビーが広がります。貼り紙や温度計などの小道具がやたら細かくて、まるでドラマや映画のセットみたいだなあ〜…

はじめてのDDD青山クロスシアター。前方はマットなお席なんですね!あとなぜか地味に学校の美術室の匂いがする!笑

 

マチネおわりました。久々にガッツリ観劇したなあ〜!

 

ふたたび会場へ。座長おふたりからのゆほくんへのバースデーメッセージが入口に貼られていました〜

 

客席へ。開場してすぐなので比較的お客様が少ない状態でステージを眺めることができました。受付カウンターの側面に「予約診療制への変更について」という貼り紙がされているのですが、マチネではなかった気がする…わたしの視界から見えていなかっただけかしら…?あとマチネからずっと思っていたけどもあんな壁の高いところに火災報知器があるのはどうして…?笑

 

ソワレおわりました。諸々が諸々でメンタルぐずぐずの状態で帰路に就きましたが、ちびっこゆほくんのかわいいお写真で癒されました…!持つべきものは推しですね!♡

 

 

極端な人たち

f:id:kmcyszn:20221030193913j:image

ゆほくん演じるは、やたらめったら落ち着きがなくめんどくさがりでとっても飽き性のアキさん。

 

カーテンをスライドさせたり椅子にゴロゴロ寝転んだりが~*るちょばのネタのようにエスカレーターなパントマイムを披露したり…と、ほかの登場人物が話しているなかでもずっとチョロチョロと動いていて、まるでちびっこのようで超絶かわいかったです…!♡

しかしひたすら動きつづけるというのはとんでもなく大変なんだろうなあ…ネタがなくなりそうだ…(メタ発言)

 

施設のほかのひとたちはご自身の症状を受け入れているのですが、アキさんだけはそれを受け入れられておらず、それをお洋服の上に羽織もの(ほかの施設のひとたちは病衣でしたが、アキさんだけ秋色チェックの羽織ものをお召しになっていました)が体現しているのだなあ〜と思いました。そしてアキさんが症状を受け入れるか否かのくだりはのちのちの展開を示唆するものになっていて…いやはや、おいしい役柄だったなあ〜…

 

ご自分の症状を受け入れた結果、施設から去ることを決めたことを告げるアキさんの感情の演技が…めちゃくちゃよかったです…!いまにでも泣き出しそうなほどに言葉を詰まらつつもキリキリに搾り出して震える声色がそれはもうたまらなかった…

 

お兄ちゃんとアキさんの深夜トーク。施設を去ると決めたアキさんの新たな一歩を踏み出す前の決意と不安が…わたし個人的に明後日からあたらしい仕事に就くこともあって、恐れ多くもすこし自分の立場と重ねてしまいました…よし!あたらしいお仕事もがんばるぞ~!

 

パンフ。ストーリーに沿って「自分の普通が他人にとっては普通ではないと感じたことはありますか?それは何ですか?」という質問に対して「一度通った道は何年か後に通っても覚えている事。一度行った場所は逆方向から向かっても辿り着ける事。」と仰るゆほくん。思わずこころのなかで力強く握手してしまいました。ただわたしは逆方向から来た道を遡るのは難易度がすこし高くなるなあ~と感じるので、ゆほくんには当然劣るのですが、一度通った道はわりと忘れないタイプですね…

この質問自体めちゃくちゃ興味深くて、ほかのキャストさんの回答もおもしろいですね!己にとっては「普通」でも他人から見て「普通じゃないこと」を見出すってそう簡単にできないことですもんね…自分に置き換えて考えると全然思いつかない…!笑

 

 

あらすじとしては、山奥のとある施設に取材にやってきた弟くんとその手伝いをするお兄ちゃんが、怒りっぽかったり車になりきっていたりとどこか様子のおかしい施設のひとびとにインタビューをしていく…というところでしょうか。

冒頭も冒頭に施設の皆々が怪しげで、これは弟くんがなにか企んでいますね?というのは読めたっちゃ読めたんですけども、ははあ〜そういうことか〜なるほどなあ〜…純粋におもしろかったです!無難にハッピーエンドだった!どうか佐藤兄弟に幸あれ!☆

 

鷲尾さん、水月鏡花以来だったのですが、あまりにも役柄が違いすぎて…アキさんの動きに目を回しつつもやっとのことでパイさんのお顔を拝見してようやく鷲尾さんだと気づきました!ほんとうに役者さんの演技の変わりようってすごいよね…

 

お兄ちゃんがコンビニのバイトでお客様に散々文句を言われるシーンが…接客業でのトラウマが蘇って見ているだけですーごくしんどくて勝手に落ち込んでしまいました…お客様からのちょっとしたひとことがいちばん重いのだ…

 

久々に1日でマチソワ2公演をずっぷりと楽しませていただきました。とはいえ、6月のぷれすて2以来だったんですね…マチソワ2公演だとブログ1記事にまとめられるのはよいのだけども、自分自身が上手く作品を消化できるようになるにはどちらのほうがよいのかなあ、と考えてしまいました…研究してみよう!(いまさら)

 

たぶん対比とか伏線とか…きっとそういうものがあるんだろうなあ~となんとなく肌では感じてはいたのですが、ただでさえポンコツ音声認識が今回はビックリするほどぶっ壊れていたので、正直この作品を上手く噛み砕けているかどうかですらも自信がないですね…円盤が届いたら…書けたら書きます…(来年5月発送)

 

「普通」とはなにか、といざ考えると難しいのですが…そもそも「普通」というものをどこでもだれでも通用するものだと認識している時点で間違っているのではないか、と思ってしまうのは、わたしがひねくれ者であるがゆえの考えなのでしょうか。

人間の集団のなかでマジョリティな思想やら行動やらが存在した結果「普通」という概念が誕生すると思うのですが、そもそもそのコミュニティがなにをもって集められたひとびとで形成されているかによってその概念は多少なりとも変わるものだと思うのです。それゆえに、どこでもだれでも通じる「普通」なんて存在しない、というのがわたしの結論です。だからべつにそのコミュニティの「普通」が合わないならば、ほかのコミュニティで己と相性がよい「普通」を探せばよいと思うんですけども…そう簡単なものではないんですかね…

 

アドリブがたのしい。受付カウンターに先生が身を隠して弟くんの目の前にぬるっと現れたときに弟くんが手にしていたテキーラのショットを先生のお顔にかけたり、受付ロビーで眠っていたお兄ちゃんを先生が朝のワイドショーのオープニングのように起こしたり…おもしろかったなあ~!笑

 

正直作品の根本まで上手く語ることができなかったなあ~と反省しているのですが、ひとまず感想はここまで。あまりにもアキさんがめちゃくちゃ好きすぎてもう数公演観に行きたかったけども…残念ながらあしたからお仕事なのであきらめます…無事に千秋楽まで完走できますように!☆