空の暗闇は月を磨く

夜空見あげて 涙ぐむほど推しが好き

【三者三様】第一の推しの話

これまでのあらすじ

 

以下、頓挫した記事「三者三様」から一部抜粋。

第一の推しの内容に関しては、長い年月推しているだけあって、悩みに悩んだにしてはまだ書き進めることができたんですけどね…

あ、ちなみに「三者三様」では推しの名前を挙げずに「推し」呼びをしています。実はちょっと憧れだったんです…(ミーハー)

 

 

第一の推し

1979年4月18日生まれ。俳優歌手タレント。俳優として下積みを重ねるも、ドラマの宣伝のために出演したクイズ番組でいわゆる「おバカキャラ」として人気を博し、番組内で結成された男性3人組アイドルのひとりとして歌手デビューを果たすと、その年の紅白歌合戦に出場するほどに社会現象を巻き起こす。大ブレイク後も精力的に俳優タレント活動も続けつつ、ソロとして歌手デビューをするなど…あらゆる方面で活躍。その他「大物メジャーリーガーの元キャッチャー」「ブログのアクセス数・閲覧数のギネス記録保持者」など…よく考えたらやたらめったら枕言葉が多いひとですね…

 

圧倒的光属性で鬼ポジティブのパリピくん。とはいえ「おバカキャラ」としてブレイクしたのがウソのように頭の回転がめちゃくちゃ早い。人間好き好きくん。独特な感性と斜め上の発想の持ち主。永遠の少年。少年漫画の主人公体質。ガキ大将で夏大好きお祭り男。負けず嫌い。勘も運も記憶力も運動神経もよい。ちょっぴりシャイでロマンチスト。ツッコミ気質の天然さん。

甘めのソース顔。ふっさふさのまつ毛に甘美な目尻、そして輝きの強い綺麗な瞳。しっかりとした鼻筋に薄い唇。ふわふわくせっ毛さん。ドなで肩で割とガッチリめの体躯、エビのようにプリっとした大きなお尻。

基本的にほんのりやさしい笑顔。野球をすると作画がガラッと変わる。実はポーカーフェイス。個人的には険しい表情をするとお顔のよさが際立つと思っています…!♡

ハスキーな猫撫で声。ラップを歌うときのひく〜い声が別人かと思うほどにセクシー。話すとちょっと舌っ足らずなのがほんとうに愛おしい。

着ぐるみのように大きくも可愛らしい仕草。感情が大きくなるに伴って動きもわちゃわちゃしてどこか幼児みが増すのがたまらない。

 

 

第一の推しを好きになったきっかけは、言わずもがなおバカ三銃士から。かれこれ14年間、人生の半分以上もの年月推しつづけています。

いまとなってはライブに行かないどころか、最近はテレビ番組の録画や円盤の購入でさえも疎かになっているので、何度かこの船を降りようかと悩んだのですが…物心ついたときからずっと推しているゆえに強い愛着を抱いており、未だに船を降りるに降りられず…いまやわたしにとっては自分自身の人生を語るに欠かせない「初恋」や「青春」のような存在だと思っています。

 

…ここだけの話なのですが、わたし自身、推しのソロ歌手デビュー記念日に行われたデビュー10周年のアニバーサリーライブに参加しなかったことを死ぬほど後悔しています。

というのも、10周年というアニバーサリーオブアニバーサリーであることや死ぬほど聴きつづけた曲がセトリ入りしただけではなく…サプライズで三銃士が揃うなんて!!!聞いてないよ!!!泣

※ 詳細に申し上げると、10周年を記念するライブは武道館(デビュー記念日とは別日)と大阪城ホール(デビュー記念日)の2公演行われたのですが、武道館公演には参加しました。とはいえ、武道館と大阪城ホールではセトリが大きく異なる上に、三銃士がサプライズで登場したのは大阪城ホールでの公演のみで、かつ映像化されたのは武道館公演でした…

 

当然ながら、すべてがすべて、わたしのせいなんです。わたしがさっさとあんな仕事を辞めていればよかった。せめてチケットを取って各所に交渉をしてもっともっとお休みを取る努力をすればよかった。死ぬほど愛してきた推しの10周年のデビュー記念日だよ?それは行くっきゃないじゃん!!!…なーんて、この期に及んで己の気持ちを思いっきり文字にぶつけてみたら、わたし自身この件に関してめちゃくちゃこころを痛めているんだなあ、と気づきました。自業自得だけど!!!ね!!!

 

そもそも長年推しを推してきて幾度かチャンスはあったにもかかわらず、生で三銃士を見たことがなかったことに対して強いコンプレックスを抱いていたのもありますが…

なによりもあの手この手を利用してのちのちに手に入れることができるグッズや円盤等とは異なり、絶対的に取返しのつかないもの(10周年の記念日)を逃してしまった事実があまりにもくやしくてくやしくてくやしくて…これから先、どんなに推し関連のことで報われたとしても、この気持ちを晴らすことなんて一生できないと思います。(東日本大震災のド当日だったので延期になりましたが)3周年のライブも10周年同様に参加しなかったのですが、当時はそんなことまったく思わなかったんだけどなあ…

そして、わたしはどちらかというとオタク気質というよりはコレクター気質の人間なので、例えるならば、たぶんコレクターとして絶対的に持っておくべきコレクションを手に入れることができなかったことに伴って、ほかのものを集める気持ちが一気に薄れてしまい、結果的にいままでコレクションしてきたもの自体(推し)に対する熱までも一気に冷めてしまったような気がします。

正直、この文章を書くまではずっと、推しへの気持ちが冷めてしまったのは10年経って推しに対する母性本能が薄れたせいだとか推しに多少気に食わないことがあったせいだとか諸々邪推してきたのですが、きっとすべてはこの事実から目を背けるための理由付けに過ぎなかったのでしょうね…

また、わたし自身がいま彼に対して抱いている気持ちがもはや彼を推しつづけてきたことへの愛着しか残らなかったのも、彼を推しつづけてきた年月抜きで好きと言えるかというとハッキリと好きだとは言い切れなくなってしまったのも、きっとすべてあの日でわたしのこころがポッキリと折れてしまったからなんだろうなあ…

 

ということで、いまこの文章を書いたことで己のモヤモヤした気持ちに至るまでの道筋をようやく直視することはできたものの…当然ながらこの気持ちをすべて受け止められるまでにはまだまだ時間がかかるというか、これからもずっと思い返しては己のこころを痛めつづけるのかなあ、と思います。

 

それでも、わたしはどれほどこころを痛めようとも、今後もずっと第一の推しを推しつづけたいと思います。自分の人生の半分以上にも渡る年月推してきたからか、第一の推しのファンではない自分は自分という物体だとは呼べないような気がして…もはやここまでに至ると、第一の推しを推すことはわたしの使命だと言っても過言ではないのかもしれません(激重感情)

てか、わたし明らかにこのひとに対してめちゃくちゃ感情を拗らせているんだよなあ〜!ひとまず遠くから応援しているのでこれからもよろしくね!ってカンジです!/( ^o^ )\

 

 

【六角形の話】

推し自身はブレイクのきっかけとなったクイズ番組やその司会者等にはいまもなおこの上なく恩を抱いているようなのですが…放送終了から10年経ったいまでも、わたしはあの番組に対してはほぼほぼネガティブな気持ちしか抱いておりません。

というのも、三銃士の活動休止後の番組の迷走っぷりは思い出すだけで眩暈がするほどにひどいもので…新男性アイドルグループを作った際に司会者が「打倒三銃士!」と言ったときはこの上なく気分が悪くなりましたし、その後も新おバカ御三家が登場したり、びっくりするほどに寒~い(個人的主観)新ユニットは相変わらず結成されるし…なによりも推しと三銃士の長兄をタイマン勝負させるなど、推しを客寄せパンダのように扱われることがどうしても許せず、ついに番組を見ることをやめてしまいました。

それからというものの、推しが番組に司会者に強く恩を抱いているゆえに、推しから番組を離れることはどうしても考えられなかったので、このまま推しが一生番組に囚われることになるのだろうか…と憂鬱になっていた矢先に、司会者のスキャンダルかなにかで番組が終了することをなったときには思わず大声で「やったあ!!!」と言ってしまいましたね…まるでロールプレイングゲームで大ボスを倒したような気持ちになったのが遠いむかしのようです…(あれから11年)