空の暗闇は月を磨く

夜空見あげて 涙ぐむほど推しが好き

【ネタバレ】2024/1/24-28 舞台「僕らが鎌倉に来たのは、ただしらす丼を食べるため」

 

1/24(水)〜1/28(日)

1/24(水)

新年1発目の観劇!勢いが余りに余って…今回は!なんと!全公演!観劇いたします!

…とはいえ、まあ4公演なんですけどね!でも全通には変わりない!変わりないったら変わりない!めいっぱいたのしむぞ〜!

 

ZOZOのポイントがたんまり貯まっていたので、自分への誕生日プレゼントも兼ねて、先日観劇用のバッグを購入しました!おかげさまできょうはご機嫌ルンルン!♬

パンフどころかチケットケースも入らない、とてもちっさいバッグですが、身軽な状態で観劇したかったので…これでいいんです…これでいいのよ…(言い聞かせてる)(頑張って持ち物を最小限に抑えた顔)(内心不安でいっぱい)(チケットは持ったよ!)

 

中野駅に到着。ある程度都内は彷徨いているつもりなのですが…いままでご縁がなく、初めてこの地に降り立ちました。わあい!初めましての街ってワックワクしますね!あと3回通うから1回はお散歩してみようっと!

 

ほんとうにこんなところに劇場があるのか…?と疑心暗鬼に思いながら、ちょっとディープな住宅街を歩きつづけると…見つけました!ザ・ポケット!冬の冷た〜い風を全身で浴びながら入場列に並びまーす!

 

チケットをもぎられてからグッズ列へ。さっむい!!!こごえてまう!!!(大声)

比較的早い段階で並んだものの、初日だからかグッズ列が続いており…ギリギリセーフ!開演時間5分前に購入することができました!

円盤は支払い後に用紙を渡される形式でした!めずらしい!8000円のA4コピー用紙を持っていると思うと震えますね…

 

チケットをもぎられたときにリピーター特典のスタンプカードもいただきました。スタンプカード貯めるワクワク感も味わえるんだなあ…

 

着席。眼前に広がるは…アメリカンヴィンテージなゲームセンター!おっしゃれー!いってきます!

 

1/24夜公演おわり。めーちゃくちゃおもしろかったー!!!

MINATOくんに最後の掛け声「本日はご来場誠にありがとうございました!」を教える勇歩くんが完全にお兄ちゃんの顔だった…わかるよ…MINATOくん弟み強いよね…かわいいよね…

 

1/26(金)

定期券の更新を忘れるほどにドタバタで出発!とはいえ、開場時間ぴったりに到着するように出発しているんですけどね…こればかりはマジで性格なので仕方ないのです…

 

1/26昼公演おわり。吐血さんがしかめさんに濃密に絡み合ったあと、ポフッとソファに座ったので(きのうはソファに座ってなかった気がするような…?)と思っていたら、サッと靴紐を直していて…人間、あそこまで出ずっぱりでしゃべりっぱなしの演技しながら機転効かせて動けるんだ…!とその器用さに感服してしまいました。やるなあ~!

 

1/27(土)

きょうもきょうとて、ザ・ポケットへ。ロビーもめちゃくちゃ狭ければ、ステージもめちゃくちゃ小さい、まさにポケットのようにちっちゃくてかわいらしい会場だよなあ…

 

1/27昼公演おわり。ホワイトボードに文字を書こうとするもペンの色が出なかったり、最後の最後に机か椅子に足をぶつけたり(初日からずっとぶつけそうだなあ〜とは思ってたり思ってなかったり)と、とんだハプニングの数々に舞台ならではのライブ感を楽しませていただきました(ごめんなさい)

ダブルカーテンコールがありました。きのうのアフトに引きずられてか、ゲームをするか!という流れになり、指を差されて職業名を言われたひとがその職業をしているひとに適した一言を言う、というゲームのルール説明をするために、反橋さんに「消防士!」と言われた勇歩くん。咄嗟に「火事だー!」と反応したものの、それは通報したひとのセリフだと反橋さんにツッコまれてしまい、これにて強制終了!予想外の素晴らしいオチでした!お見事!笑

 

1/28(日)

週4観劇もきょうでおしまい!最終日ということで…朝ごはんは朝から贅沢にしらす丼にしました!おいしかった!♡

 

1/28夜公演、千秋楽おわり。ひとことひとこと、全力で挨拶をするMINATOくんに反橋さんが一本締めをするみたいな勢いだと言ったことをきっかけに、トリプルアンコールで一本締めすることに。そんなことあるう?大学の新歓コンパかよ!爆笑

 

 

舞台「僕らが鎌倉に来たのは、ただしらす丼を食べるため」

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ゲームセンターでプリクラを撮ってはしゃぐ男性3人。気の置けない同級生たちの他愛のないじゃれあいかと思いきや、タイマーが鳴り始めたそのとき、さっきまでじゃれあっていた姿はまるでウソのように他人行儀に会話を始めます。話を聞いているとなにやら、彼らは自殺を目論んでおり、それぞれの最後にやりたいことをしているようで…?

…と、しかめさんがつくった仰々しいタイトル(「GO TO HEAVEN〜羽ばたけ来世に〜」だったはず!なーんそれ!笑)のしおりに記載されているプログラムに従って、3人がだんだんと死に近づいてゆく様子をこの目で見つつも、中盤まではどのような物語になるのか想像がつかなかったのですが…

しかめさんの彼女・かおりさん、吐血さんが勤めていたキャバクラのキャバ嬢・いろはさん、そしてひよこさんが推しているYouTuber・まぽりんに関するとある謎が浮上したことによって、状況は一変。3人は混乱しつつも、謎を解いていくことに…

さっきまで何気なく話していた世間話までも、実はその謎解きのパズルのピースのひとつであり、それを改めて拾い上げて謎を解いていく…まるでピタゴラスイッチのようにすべてがすべて、真実に導くために組み込まれていて、めっちゃくちゃおもしろかったです!!!

 

Xなどでセリフ量が多いという話を聞いていて、音声認識ポンコツなわたしには4公演行ってようやく理解することができる内容かなあ…とビビり散らしていたのですが、個人的にミステリー好きなことが相まって、初見で内容どころかその伏線ですら即座に察することができました。まあ比較的わかりやすく伏線が散りばめられていた上に(2公演目の観劇でこういうことだったのか~!と思ったのは、吐血さんが集合時間に遅刻した件くらいでしたね)ホワイトボードを使って可視的に時間トリックを解いていたので…これは逆に、ミステリーなどの頭を使う作品が苦手なひとにもスッと入りやすい内容だったのでは…?と思いましたね…!

 

元・キャバクラのボーイ、吐血さん。一見やんちゃでおちゃらけているように見えますが、時には理論的なしかめさんと感情的なひよこさんの間を取り持ち、時には様子がおかしくなるふたりにツッコむ、やたらとコミュ力の高い常識人でした。しかしながら…この手のバランス力抜群でツッコミ気質のキャラクター、マジでお似合いですよね…!すこ!♡

 

”死亡”動機を語り終えてピンボールを触りながら己の惨めさや裏切られてしまった悲しみにいじける後ろ姿に、ひよこさんが通報したせいで己が警察に連行されたと知って怒りを震わせる後ろ姿などと…わたし個人としては、背中を見せていて表情が見えていないのにもかかわらず、そのシルエットだけでも重々伝わる吐血さんの感情の演技がめちゃくちゃ好きでした。そういえば…わたし、勇歩くんの動きの少ない、静の演技が好きなんだよなあ…

 

吐血さんの張りぼての太陽のような、温度をあまり感じ取れないぺらっとした明るい雰囲気、めちゃくちゃ好きだったなあ~…!

ひとと接するにあたって、そのひと個人から醸し出されるオーラというか、雰囲気を少なからず感じるものだと思うんですけども…勇歩くんって役を演じるにあたって、そのキャラクターの雰囲気の醸し出し方がすごく上手なんだろうなあ、って最近思います。

刀ステ亀甲ちゃんの華やかさ、あんステ翠のけだるさ、魔入間ステアズくんの気高さ、アザステ芥辺さんの禍々しさ、ぷれすてしらぬーのラブリーさ、など…どの役を手に取っても同じ雰囲気の人物がいないというか、たとえキャラクターのタイプに近しいものがあってもその雰囲気で上手く区別化しているというか…(これまた非常に感覚的なもので言語化がむずかしいのですが)そう思うんだよなあ…

 

ひよこさんの最後にやりたいこと、オタ活をするために、まぽりんの「プロミス」を踊る姿はそれはそれは大変かわいらしかったです…!♡

そもそも振付からめちゃくちゃかわいいんだよなあ…ありとあらゆる推しのダンスを見てきましたが上位3位に入るくらい好きでした…毎公演目に焼き付けるように見ていましたね…ありがとうございました…!!!(深々としたお辞儀)

 

ヘンテコな堅物の経営者、しかめさん。キャオリン…気持ちわかるよ…しかめさんめちゃくちゃかわいいよね…!バカ真面目さがぶっ飛びすぎて様子までも面白おかしくなってるひと、マジで大好きなんだよなあ〜…!

理論派とはいえ、思ったよりもうんと激情家で声がひたすらデカいというのもめちゃくちゃポイント高いよね…いいぞ!もっとやれ!と拳を掲げたくなる…(?)

「プロミス」で終始真顔でありつつも腰振りまでしっかり踊るしかめさんが忘れられない…曲調も相まってめちゃくちゃクセになるんだよなあ〜!笑

てかぷれすて2のときから思っていたのですが、わたし反橋さんの(演技も好きだけど)お顔が好きかもしれない…そもそも髪の毛サラサラのインテリ眼鏡には弱い自信がある…あります…(及川ミッチーさん参照)

 

まぽりんのことになると気持ちが昂ってしまう気弱なオタク、ひよこさん。MINATOくんの図体の大きさとかどこかぽやっとした雰囲気から既にオタク感あったなあ〜…

怒ったときの爆発のさせ方、まぽりんについて語るときの火力の強さ、語りすぎたときの落ち込み方は完全にオタクのそれでしたね…ステレオタイプのオタクだったなあ…

あと冒頭のしかめさんと2人っきりになるシーン、気まず〜い空気の醸し方がすごく上手だった…ジワッとにじむ手汗まで感じて、こっちまで気まずくなっちゃったもんね…

 

タイトル。これがマジで終盤になってもしらす丼どころか鎌倉の"か"の字も出てこなくて…一体どういうことなんだろうと思っていたら、最後の最後に突然どーん!と出てくるという…笑

いやでもこのストーリーにこのタイトルをつけるセンスがすごい。もはやこのタイトル以外にほかのタイトルが考えられないくらいのタイトルの説得力を感じるというか…あまりにもタイトルが締まりすぎて文句のつけようもないというか…なんというかなんというか…(語彙力皆無)

てか吐血さん!最後の最後に我が地元の名前を挙げてくれてありがとう!おいでよチガサキシティへ!しらす丼が美味しいお店はえぼしかな?快飛かな?(ジモトーク

 

1/24夜アフト。相変わらず、この手のイベントのときに椅子に座ると落ち着きがない勇歩くんが愛おしいにもほどがある!!!けしからん!!!笑

冒頭も冒頭に、吐血さんがダーツで賭け事をしようと持ちかけて矢を放つシーンで、真ん中に当たった場合と外れた場合のリアクションを考えているらしく、毎回ドキドキしているとのこと。これは注目だあ~!と以降3公演見守っていたのですが、結局最後の最後まで真ん中には当たりませんでしたね…最終日に至っては1歩前に近づいたというのに…2公演目がめちゃくちゃ惜しかったんだよなあ~…

 

1/26昼アフト。1/24夜アフトもそうだったんですけども…質問されているのにポッと出てきたキーワードからほかの話をしちゃうのはほんとうにおしゃべりさんだなあ〜!笑

ゲネプロと初日夜公演の間が長く、寝てしまうとセリフがぶっ飛んでしまうので、3人でゲームをしていたらしく…なぜか3人で「せっさん」というゲームをすることに。いわゆる「指スマ」の派生で、呼びかけたひとが発した五十音のあ行から、指が上がった数だけ下がった音から始まる言葉をいちばん最初に言えたひとが勝ちというゲームだったのですが…それに加えて、お客さんがその言葉の物を持ってたら勝ちね!というルールを加える勇歩くん。なんというか、その、前々から思っているのですが、勇歩くんって集団でなにかをするときの提案のセンスがバチクソよくないですか…?すこ!♡

 

パンフ。吐血さんも兵庫県出身なんだ…???でも劇中では「広島県出身」と言いかけていたような…???

 

 

やたらと長い我がオタク人生でも、今回はじめての全通となりました。中野に通い詰める4日間、とてもたのしかったです~!ありがとうございました!♡